今日は4月26日。
忘れてはいけない日。
私にとっても忘れられない日、チョルノビリ原発事故が起きた日。
初めてウクライナを訪ねた2013年、福島第一原発事故が起きて三年、避難区域になった小高の町から原町の高見町第一仮設に避難していた時でした。
なるべく室内で過ごし洗濯物も室内に干し、外出する時はマスクをしていた時、私は、ここで、放射能と向き合って生きるとしたら、どうすれば良いのかを知りたくてチョルノビリに行きました。
低線量被曝のリスクを研究していたバンジェフスキー博士の話を聞き、チョルノビリ原発を見学した時、立ち入り制限区域に、福島のプレートと折り鶴のモニュメントがありました。
チョルノビリ博物館にも鯉のぼり、私たちが測っていた放射能線量マップが貼ってありました。
大堀焼きも展示されて、福島への思いやりがいっぱいでした。
線量計もウクライナの人たちのカンパで150台送られてきました。今も、測り続けてくれてます。
ウクライナの人たちの福島への思いを全身に感じた私は「日本には、何故ないのか。ウクライナに対して敬意を表さないのか?」ずっと不思議でした。
そして、今日、やっとおれたちの伝承館・もやい展 で
この福島にモニュメントを飾ることができました。
チョルノビリの現地にあったモニュメント(FUKUSHIMAの文字と、折り鶴)をモチーフに、子孫繁栄平和の象徴であり、ウクライナでよく見かけたコウノトリを添えました。
おれ伝館長、大家さん、元建具屋さん、シスター、コウノトリのブロンズを落札してくれた若者、大きな巣を作ってくれたアーチスト、文字を作ってくれたクリエイター、皆の力でできました。
本当に感謝です。
小高へ来た際には、どうぞ おれたちの伝承館・もやい に、ぜひお出かけくださいませ。